【マカロニえんぴつ】田辺由明さんのFlying Vをリフレット

【マカロニえんぴつ】のギタリスト田辺由明さんのGibson Flying Vのフレット交換をいたしました。

以前より【Euphoreal Pickups】のハムバッカーサイズP90をご愛用頂いており、前回ピックアップ取り付けでお預かりした時にフレット交換も出来れば良かったのですが、スケジュールの都合で時間が足りず断念。

今回レコーディングとMステ出演の合間を縫ってお預かり致しました。

リペアの基本、まずは全体をよく観察!場合によっては写真も撮っておく!(これめっちゃ大事)
早速フレットを抜きました。
熱したコテでスチームを加えながら丁寧に抜きました。

指板のヨレを修正するのに邪魔なのでナットをはずします。
今回はJescar57110というジャンボサイズフレットに交換なのでこのナットは使えないので後ほど新しく作り直します。
フレットサイズによっては使い回すのでなるべくキレイに取外すように心がけます。

指板を修正しました。
Rが付いたサンディングブロックを使うのが一般的だと思うのですが、僕は特に指定がない限りは使わない派です。
実際の指板はそんなにきれいなRをたもっている事はあまりないので、Rの数値にとらわれ過ぎると無駄に指板を削る事になったり、それが原因でサイドやトップのポジションマークの一部を消してしまう事になったりとトラブルの原因になりかねません。
ですので、大小様々の平らな擦り板で整えていきます

次にフレットを打ちます。
とはいえ僕の場合は打つのではなくプレス機による圧入です。
極力ハンマーで叩くのは避けます。
一本一本打つ場所の指板のRに完璧に合うように曲げてからプレス機で押し込みます。
指板のRよりも少し強めのカーブに曲げて打つというのが一般的なようですが、プレス機で押し込む場合は指板Rに完璧に合わせて打つ方が指板に余計なプレッシャーがかからないので良いです。
打ち終わったらフレットの擦り合わせをして、形状を整えて磨きます。


ナイロン4/6素材でナットを作ります。
硬めのナイロン素材です。
小型のノコギリである程度の大きさに切って、あとは擦り板で削っていきます。
硬いので削るのは大変なのですが、電動のサンダーなどで削ると熱で柔らかくなって変形しちゃう厄介な素材。
幅と厚みを地道に微調整を繰り返してぴったり収まるようにナットを形成。
最後に弦の通る溝を切って弦を張り、チューニングと調整を繰り返しながら溝の深さと形状を整えていきます。
ネックやブリッジ等、最終調整して完了!

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